人間と真実の生き方

五井昌久聖師著

人間は本来、神の分霊(わけみたま)であって、
業生ではなく、つねに守護霊、守護神によって守られているものである。

この世のなかのすべての苦悩は、人間の過去世から現在にいたる誤てる想念が、
その運命と現われて消えてゆく時に起る姿である。

いかなる苦悩といえど現われれば必ず消えるものであるから、
消え去るのであるという強い信念と、今からよくなるのであるという善念を起し、
どんな困難のなかにあっても、自分を赦し人を赦し、自分を愛し人を愛す、
愛と真と赦しの言行をなしつづけてゆくとともに、守護霊、守護神への感謝の心をつねに想い、
世界平和の祈りを祈りつづけてゆけば、個人も人類も真の救いを体得できるものである。

 

五井聖師は人間と真実の生き方をこのように説かれております。

 

要 旨 解 説

①:宗教は観の転換である・・・自分の常識を基本にして神様の加護を求めるのでは無く神様に自分を合わせることである。

②:自分の幸福、貧困、病気、恐怖等を解消する為に信心する事は初めはよいが、魂の浄化が目的でなければならない。人類の究極の目的(神様の目的)の「世界人類が平和でありますように」を祈る事が急がば廻れでこれ以外に世界を平和にすることができない。

③:消えてゆく姿・・・この世で起こるあらゆる出来事は人間が過去に神様より離れた心の集積されていたものが運命として現在現われてくるのであるから、現われれば必ず消えるものであるから、消え去るのであるという強い信念と、今から良く成るのであるという善念を起す事が重要である。

④:愛と赦し・・・どんな困難の中にあっても、自分を赦し、人を赦し、自分を愛し人を愛す、愛と真と赦しの「言行」をなし続ける事。

⑤:守護霊、守護神への感謝・・・常に守護霊・守護神によって守られていることへの感謝と、肉体人間が上記の「消えていく姿」を消し去ることは不可能であるから、消して下さる守護霊様・守護神様への感謝の心を常に思う事が重要である。

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